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    印刷について-その3-

    2014年3月28日タグ:

    「印刷について」3回目の投稿です。担当のMです。
    前回はpage2104について書きましたが、
    今回は印刷業に関わっていると、よく出くわす「印刷トラブルについて」いくつかご紹介します。

    !インキが乾く前に次の印刷物がのるとおこる「裏移り」!

    画像4-1

    【原因】
    印刷された用紙は印刷機から排出され、次々に重ねられていきます。
    インキが乾く前に次の印刷物が乗ると、用紙の裏にインクが移るというトラブルがおこるのです。
    これは、インキの盛り過ぎだったり、吸油性が少なかったり、静電気が起きやすい用紙を使用することが原因です。

    【対策】
    裏移りしにくいインキを使ったり、「パウダー」を散布して紙と紙の間に微細な隙間を作って紙同士が密着しないように
    することで、裏移りを防ぎます。しかし静電気が起こりやすい紙は「パウダー」が均等に乗りにくいのだそうです…。
    ※「パウダー」とは、トウモロコシ・ジャガイモ・小麦粉などの澱粉(でんぷん)を主原料として作られる、白い粉のことをいいます。
    書籍など、印刷物の表面を触ったときに感じるざらつきをは、この「パウダー」によるものなんですね。

    !2色以上の版を使うカラー印刷で、版がずれて印刷されてしまう「版ズレ」!

    画像4-2

    【原因】
    印刷時の紙送りの左右のブレや、紙が伸縮することなどが原因でおこります。
    見当がずれてしまうことで、色が隣り合っている箇所で隙間ができたり、画像が重なって見えるトラブルがおき、ぼんやりとした印象に仕上がるのです。

    【対策】
    「版ズレ」を防ぐために、製版時に「トラッピング」や「オーバープリント」の処理を行います。
    「トラッピング」とは、色が隣り合っている箇所をインクが重なるように面積を広げる作業で、
    「オーバープリント」とは、完全に色を塗り重ねてしまう処理のことをいいます。のせても下の色が目立たない、ブラック100%の小さい文字などで使用します。
    現在は、印刷精度が向上していて、誤差は少なくなっていますが、印圧により発生することがあり、その場合は用紙を変更しなければなりません。

    !絵柄にない濃淡、ゴースト!

    ベタ塗りの面にできる、尾を引いたようなムラを「ゴースト」と言います。
    白抜きの窓などによって、ローラーのインクバランスが崩れ発生する現象で回避ができません。
    なので、版面の外側に「捨てオビ」という、本来は印刷する必要のない面積をつくり、インクバランスを調整することで対応します。

    !紙同士がくついてしまう、ブロッキング!

    両面印刷の時にインクに強い圧力がかかると、紙同士がくっついて剥がれなくなってしまう現象を「ブロッキング」といいます。
    対策としては、インキの量を押さえたり、「パウダー」を使います。もしくは、即乾燥する「UVインク」を使用して、トラブルを避けます。

    いくつか例をあげましたが、製版時に対応できる物や、印刷機側の調整で回避できる物などパターンは様々です。
    それぞれの技術者の知識や経験によってこの様なトラブルを避けることができるのですね。

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