皆さま明けましておめでとうございます。
坂井印刷所の新人1年目、設計とデザイン担当のAです。
もう年が明けてだいぶん経ちますが、今年もよろしくお願いします。
早速ですが、今回はパッケージのよくある底の形状についてお話させていただきます。
パッケージの底の形状は、だいたいがワンタッチ底と地獄底という2種類です。
もちろんほかの形状もたくさんありますが、ワンタッチ底と地獄底は、他の形状と比べて簡単に組み立てることができるうえに、たたんでしまえばかさ張らないので使い勝手がよく人気の形状です。
まずワンタッチ底ですが、
この形状は、底をノリで貼りつけるので、大変強度があり、重い物を入れる際にはうってつけの形状です。
しかも組み立ても一瞬で出来るので、商品をつめる作業の効率アップも期待できます。
しかしノリを使う分、値段が少しあがってしまうことがネックです。
一方地獄底は、
ワンタッチ底と同じく強度のある形状なので重い物を入れることに適しています。
しかし組み立てる際に少し行程が多いので、作業効率はワンタッチ底ほどよくはありません。
強度もワンタッチ底には劣ります。
そんな地獄底ですが、ノリを底に使用しないのでお値段は安く済みます。
効率を取るか、値段を取るかで底の形状の選択は変わります。
パッケージを作る際は、目につかないような底の形状にも気を配ることで、より良いものが完成します。
商品にベストなパッケージを作るために、知識を深めていきたいものですね。