貼り箱はパッケージの基礎となる紙の上にさらに紙やビニールクロスなどを貼ることで様々な表情を与えることが可能になったパッケージです。
通常のパッケージ用紙に印刷するのではなく、様々な用紙に印刷してから貼り合わせてパッケージの形に組み立てるため、同じ形状のパッケージでも全く異なった印象を与えることができます。
貼り紙によって紙の質感をプラス
- 貼りあわされる紙を「芯材(しんざい)」、芯材に貼る紙を「貼り紙(はりし)」と呼びますが、貼り箱の魅力は印刷した貼り紙を芯材に貼りつけることで様々な表現が可能になる点にあります。風合いのある紙や加工を施した紙を貼ることで、パッケージに高級感や重厚感を与えます。
究極のこだわりを垣間見ることができる貼り箱職人の腕
- 貼り箱は機械で大量生産することもできますが、細部までこだわる場合は手作りされることもあります。
手を離しただけで自然と蓋と実の部分が組み合わせられたり、人が踏んでも壊れないくらい強度の強い箱を作ったりなど、機械では難しい微妙な調整も職人の手によって実現されています。