坂井印刷所ではインキや紙、表面加工など印刷に関する資材をメーカーと協力してオリジナルで開発しています。お客様のご要望に沿う、満足していただけるための資材が無ければ弊社が作り出します。新しく生み出した資材によって、御社商品の競争力アップにも貢献します。
- ①依頼
- 弊社から素材メーカーに対してお客様からのご要望を踏まえた資材の開発を依頼します。メーカーごとに得意とする分野が異なりますので、ご要望の実現可能性の高いメーカーに対して依頼します。
- ②検討
- メーカーは依頼を受けて社内で生産するかどうか検討します。この段階で実現可能かどうかだけではなく、ビジネスとしてもやるべきかどうか判断されるため、あまりにも特殊な要望には対応されない場合があります。
- ③協議
- メーカー側が生産に対して積極的であれば両者間で協議を行います。どのような条件で使われるのか、実現したい理想の状況はどういう状態なのか、優先順位を設定していきます。具体的な生産ロットについてもこの段階で打ち合わせします。
- ④試作・テスト
- テスト品をメーカー側で生産し、それを弊社でテストします。印刷物としての品質面は問題がないかどうか、厳正な審査を行い、品質不良を起こさないようチェックします。
- ⑤フィードバック
- テスト品に対して本番と同様の使用結果を共有します。製品の質をさらに高めるために、お客様に安全で安定した品質の商品をお届けするために妥協を許さない姿勢で徹底的に品質を高めます。
- ⑥本生産
- 最終的なテストが完了したら本生産に移ります。本生産後も問題が起きないように、起きた時はすぐに対応できるように経過を注意深く観察します。
オリジナルエンボス柄の開発
エンボス加工を行う際に、加工会社各社によって保有している柄が異なるため生産性や品質に問題があった場合、他社への移行が難しいという問題がありました。
弊社でオリジナルのエンボス柄を開発。
安定かつ品質も整ったうえでお客様を魅了するエンボス柄の開発に成功しました。
抗菌板紙の開発
食品パッケージでは抗菌性が重要です。通常の紙では抗菌性が低いため、一次包装として使うことはできませんでした。
株式会社坂井印刷所が三菱製紙株式会社と共同で開発した抗菌板紙は黄色ブドウ球菌・大腸菌に対して繁殖を抑えることができ、食品用のパッケージにもご利用いただくことができます。