米ぬか油を使用したライスインキマーク
ライスインキとは、日本の代表的な穀物「米」から作られている「米ぬか油」を原料とした新しい印刷インキです。
1993年に提供が始まった大豆インキは、環境への関心の追い風を受け、現在ほぼ一般化されてきました。しかし、大豆などの農産物がバイオ燃料等へ転用される動きや、世界規模でのCO2削減の課題等、環境面でも大きな変化が始まっています。
そこで、「輸送マイレージ」「地産地消」に着目し、新たなタイプのインキが開発、実用化されました。それが日本を中心としたアジア圏で生産される「米」、その米ぬか油を植物油に使用したインキが「ライスインキ」です。
新たな切り口として環境配慮型のこの新しいインキを弊社でも皆様へお勧めいたします。
「フードマイレージ」と「地産地消」
「フードマイレージ」とは食べ物の重さと運ぶ距離を掛け合わせたもので 〔(食料の輸送量・重さt)×(食料の輸送距離km)〕 産地から食卓まで運ぶ距離が長いほど燃料などのエネルギーや排気ガスなどのCO2の排出が増え、地球温暖化が進みます。そこでフードマイレージを小さくするためにも、その地域で生産したものをその地域で消費する「地産地消」という考えが生まれました。
大豆油インキと比較して
1.輸送マイレージが低減される(地産地消に叶う)⇒CO2削減
2.大豆は本来の食料として確保。米そのものは食料となり米ぬかは副産物⇒食料確保
3.捨てられている米ぬかを再活用⇒廃棄物削減・循環型形成